「こことか良くない?」
「何処?」
隆介の部屋で色んな雑誌を見ながら、何処に行くかなんて決めていた。
けれど、それより心臓がうるさい。
何だろう。
今日は隆介の傍にいるだけでドキドキする。
隆介は今、どう思ってる?
…知りたい。
ー…隆介の本音。
バサッ…。
「知香?」
小さく雑誌の落ちる音が部屋に響いた。
それと同時に、私は隆介に不意打ちのキスをした。
バッ…と、隆介が私を引き離した。
「おまっ…何して…」
「……っちして」
「……は?」
「えっち…して?」
「!!!!」
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