「…音くん。舞音くん。舞音くんっ!」








「あ…ごめんね。なに?」








「もー!聞いてなかったの?みんなでカラオ








ケ行こうって行ったじゃーん!舞音くんも








行くでしょ?」








僕の名前は宮崎 舞音。








高校二年生。








趣味は本を読むこと。








基本的に静かなところが好きだ。








「行くよね?カラオケ。」








「…ごめん、パスで。」








僕は、席を立つ。








「なーんだ、つまんなーい。」








後ろでクラスメイトの声が聞こえた。