その後、桜のお母さんが来た。








僕に「ありがとう。」と言い続けていた。








そして、数日後に葬式の頼りが僕の元へ来








た。








本当は行きたくなかった。








とてもじゃないけど、








桜が火葬されるところを見送るなんて








できそうにないから。








でも。








僕は葬式に行った。








ひたすら泣いた。








もう目が痛かった。








そろそろ目から血が出そうだった。








そういえば、涙は血が透明になったものら








しい。








そういう意味ではあっているのかも知れな








い。








何も気力が起きなかった。








何を見ても興味がわかない。








何を食べても味を感じない。








世界がモノクロ、とはこういうことだろう。








それからまた数日が経った。








ピンポーン。








インターフォンがなった。