コンコンコン…
「失礼、します。」
私が楽屋に入ると、舞音くんは私に背を向
けて座っていた。
「里倉先生。お疲れ様でした。」
「…」
…ん?
「あの…里倉先生?」
「…桜のバカ。」
「え?」
「ねぇ、桜。」
「なんですか?」
「なんか、隠してない?」
「え…」
隠してる事…
「…何も、ないですよ?」
「…そう。」
「はい。」
「じゃあ…」
舞音くんは私の方に来る。
「なんで、泣きそうなの?」
「…」
「1人で、無理しないでよ…俺じゃそんなに頼
りないの?」
「違います!そんな事ありません!」
「じゃあ、何?」
「…本当に、何も隠してないですよ。大丈夫
です。」
「…信じていいの?」
「はい。信じてください。」
ごめんなさい。舞音くん。
とてもじゃないけど、言えないよ。
こんな話。
ごめんね。
「失礼、します。」
私が楽屋に入ると、舞音くんは私に背を向
けて座っていた。
「里倉先生。お疲れ様でした。」
「…」
…ん?
「あの…里倉先生?」
「…桜のバカ。」
「え?」
「ねぇ、桜。」
「なんですか?」
「なんか、隠してない?」
「え…」
隠してる事…
「…何も、ないですよ?」
「…そう。」
「はい。」
「じゃあ…」
舞音くんは私の方に来る。
「なんで、泣きそうなの?」
「…」
「1人で、無理しないでよ…俺じゃそんなに頼
りないの?」
「違います!そんな事ありません!」
「じゃあ、何?」
「…本当に、何も隠してないですよ。大丈夫
です。」
「…信じていいの?」
「はい。信じてください。」
ごめんなさい。舞音くん。
とてもじゃないけど、言えないよ。
こんな話。
ごめんね。