「美味しい?」








「はい!舞音くんはお料理上手なんですね!








すごいです!」








「まぁ、小六から母さんに変わって飯作って








たし。」








「あ…ごめんなさい…」








「大丈夫だって!気にしないで。」








「…」








「じゃあじゃあ!口移し、してよ。」








「え…?えっ!?く、口、移し!ですか?」








「うん。唐揚げがいいなー。」








「いや、あの…」








口移しって、口移し?








子供じゃないんだから!








そう思うけど…








「わかり、ました…」








「ん!」








私は、唐揚げを口に咥える。








それを、口移しで舞音くんの口に渡す。








その時に








お互いの舌が触れ合った。








「あっ…」








2人で顔を赤らめる。








「ご、めん…」








「すみませんっ!」








「別に…嫌じゃないっていうか…嬉しいって言








うか…嬉しいって、変態じゃんっ!ごめん、








今のは忘れて!」








「私もっ…嬉しい…!」








「!」








「…これで、2人で変態、ですね。」








私、何言ってるんだろ…








「…ごめん。我慢できない。」








「きゃっ!」








いきなり抱き抱えられて、ベットの上に降








ろされた。