伸びてしまったラーメンを食べ切ると、それを見て友人は少し安心したように笑った。 ああ… 私のために、そんな顔をしてくれる人が居るんだ…。 上々島くんの時間はもう、止まってしまったけれど…。 私の時間は、まだ動いてるんだ…。 その場で解散した私は、少し遠回りをして2人で通った道を歩きながら帰った。 季節はもう変わってしまっている。