家に着くなりゴミ箱をあさって、さきほど食べたヨーグルトのパックを洗い、冷蔵庫に戻した。 取れかかったアルミのフタがひらひらしていたが、これで我慢してもらおう。 そして適当に買ってきたパンを胃袋に詰め、習慣のようにシャワーを浴び、 習慣のようにベッドに入った。 何度寝返りをうっても落ち着く場所が見つからないまま けたたましくドアを叩く音で私は目を開けた。 また、今日という一日が始まった。