お前のことは好きだけどそれがなにか?








30分後









ほとんど完成に近いカレーをぐつぐつ煮込んでいる時に








ドアが開き蕪木廉がリビングに入ってきた音がした







「めっちゃいい匂い」







そう言って蕪木廉はキッチンに入ってきた







鍋を見ていて姿は見えないけど足音と気配でわかる







「カレーなんだ」







いきなり耳元で声がして




「わぁ!」





と後ろを向いた







すると上半身裸の蕪木廉が真後ろに立っていた







「びっくりさせないでよ!


いい加減服着て!」







あたしは必死で蕪木廉を追い払う







さっきも見ちゃったし・・・







「はーい」






と言いながら蕪木廉はリビングに戻っていった







カレーとパンをお皿によそい







リビングのテーブルに置く







ちゃんと服を着た蕪木廉が席に座る







あたしも向いに座った







「めっちゃいい匂い

茜って料理できたんだ」







蕪木廉は笑顔で少し馬鹿にしながら言った







「いいから食べよ!」







あたし達はいただきますと手をあわせて食べ始めた









蕪木廉は1口食べるなり






「うま!」







と言った







あたしも続けて食べた







これは結構いけるかも







「すげーお前!」







蕪木廉はガツガツと食べるら






「まぁね」






あたしはドヤ顔で言った








料理作ってこんなに喜んでもらえたの初めてかも






ちょっと嬉しい






「ところで、あの車と食材はどこから調達したの?」







あたしは気になってたことを聞いた







「え?あぁここの家政婦さんにお願いした


本当は休みだったらしいんだけど急遽お願いして手配してもらった」







蕪木廉はカレーを食べならが言う







「てゆうか学校の方は大丈夫なの!?


急にいなくなっちゃって先生怒ってると思うんだけど・・・」







さっきスマホをみたら玲子からさらに電話の通知が来ていた







「大丈夫大丈夫


礼保がなんとかしてくれてる」







水を飲む蕪木廉






礼保って確か『Emperor』の人だよね







同じ学校だったんだ







そういえば地下室のメンバー入ってた









「あ、そっか


今度お礼言わないとね」











あたしはそう言った