どらくらいたったことだろう
誰かがハンモックをすごい勢いで揺らしてる
まじでやばいかも落ちそう
あたしはとっさに目を覚まして真上を見ると
蕪木廉がいた
「え!?なんで!?」
あたしは驚きとっさにそう言う
そういえばこいつ2日目から参加とか言ってたな
「お前こんな所で何してんの?」
水着ではなく私服を着てるあたしを見て
蕪木廉はそう言った
「それは・・・その・・・
女の子の事情ってやつです」
しぶしぶそう言うと蕪木廉は察したように
「ふーん」
と言った
そしてしゃがみこみあたしと視線を合わせたかと思うと
「じゃあさ・・・
抜け出さね?」
と言った
「はぁ?なにいってんの?」
あたしはそう言ったが蕪木廉はあたしの手を引っ張る
「ちょっと!」
そんなことを言うあたしをお構い無しに蕪木廉はあたしの手を掴みづかづかと歩く
「どこ行くの!?」
あたしが聞くと
「黙ってついてこいよ」
と蕪木廉は言った