お前のことは好きだけどそれがなにか?









「・・・さま着きましたよ」









え・・・?








「・・・ねさまつきましたよ」










意識がもうろうとした中で運転手さんの声がする









ゆっくりと目を開けると強い日差しが直撃し








「まぶし!」









と叫んだ










今ので一気に目が覚めたわ










いつの間に寝ちゃったのね









ゆっくりと起き上がり窓の外をみるとそこには海があった








鎌倉に着いたんだな










運転手さんがドアを開けあたしは車から降りる









ここは真っ白な高級ホテルのロータリーだった









運転手さんがキャリーバッグを持って入口まで案内する








ロビーに入り奥を見ると城乃内学園の生徒らしき人たちが一定のスペースに固まっていた









キャリーバッグを渡され





「行ってらっしゃいませ」







と言い運転手さんはホテルから出ていった









「茜〜!遅いよ〜!」








玲子が走ってきてあたしの手を掴み集団の中へと引きずり混む









大きいソファに座った玲子が隣を叩く








あたしもすかさず座った










「もう朝早い〜」









玲子は口を尖らしながら文句を言った









「それになんで茜と班違うのよ〜」








玲子は残念そうに言う










今回の校外レクリエーションは鎌倉散策で






1日目は男女6人グループに別れて自由行動をする







抽選で決まったためあたしと玲子は運悪く離れ離れになってしまった









「それでは全員集まったようなのでそれぞれグループに別れて自由行動をしてください


4時までにはホテルに戻ってくるように」








先生が大きな声でみんなに呼びかけた









「あ〜始まっちゃった〜

茜ばいば〜い」








玲子はあたしに手を振りながら人混みの中へと行ってしまった








そういえばあたしどこ行けばいいんだろ・・・