玲子がいる場所は都内の高級百貨店だった
自家用タクシーで向かいそのビルの近くで下ろしてもらう
【ついたよ】
と玲子にメッセージを送るとすぐさま出てきた
「遅いわよ〜!
もう行こ!!早く!!」
玲子は百貨店へ入らず違う方向へ歩いていく
「玲子!ここで買い物するんじゃないの?」
玲子は
はぁ?という顔をした
「なわけでしょ
大人向けだもん」
玲子はすまして言った
「じゃあ何見てたの?」
「今度知り合いの結婚式なのよ」
あーめんどくさい
そう言いながら玲子は紙を耳にかける
「109行くよ!」
玲子は少し前にある黒い高級車に乗り込み
あたしを強制的に乗車させた