お前のことは好きだけどそれがなにか?









「あいつまじ面白いよな」








蕪木廉は笑いながらそう言うと立ち尽くしているあたしの手から紙を取り上げ画鋲を取り出しコルクボードの隅に貼った









「お前も今日からここ自由に使っていいから」









蕪木廉はドヤ顔でそう言う








「あ、はい」








あたしはそう言いながらソファに座った









玲子がいなくなり一気に静かになった秘密基地には蕪木廉の流した洋楽が良く聴こえた







これ結構好きかも









そんなことを思っていると蕪木廉が座っているあたしの前に立ち









「ところでさっきの玲子の話なんだけど」








と言いながら腕組をした










「え・・・」







「なんで断らなかった」






蕪木廉はあたしを睨んでいる





「あいつになんか弱みでも握られてんのか?」







「えーっと・・・」








さすがに男子に朝6時から1人でゲーセン行って車のゲームしてたなんて言えない










「俺に言えないようなことなのかよ」








「うん」







あたしはコクリと頷いた












ガチャッ







そこでまた誰かが入って来て上の扉をみると唐澤昂輝がいた








うわ、ご対面しちゃったよ








てっきり出て行くのかと思ったら唐澤昂輝はそのまま階段を降りてきた








「河瀬茜も仲間入りか」








唐澤昂輝はそう言いながら近づいてくる








「悪いけどいつものように出ていってくれないか?

今良いムードなんだ」









蕪木廉は唐澤昂輝を挑発するようにそう言った








「お前がいたから出ていこうと思ったが河瀬茜がいるから俺もここにいるよ」








唐澤昂輝はそう言ってあたしの隣に座った








ピリピリしたムードが漂う









「ところでお前らはどんな関係なんだ

恋人か?幼なじみか?親子か?あ?」







唐澤昂輝が馬鹿にしたようにそう言う












蕪木廉は少し笑いながら






「俺達はな・・・」





と言いかけた






こいつまさか同居人なんて言うんじゃ!




そして蕪木廉はゆっくりと口を開け







「俺の彼女だよ」






と言った







はぁ???






「勝手なこと言わないでよ!」







あたしは蕪木廉の足を蹴る







蕪木廉はそれをなんなく交わしあたしの肩に手を置いた






そして顔をのぞき込み





「間違ってねーだろ

俺たちキスした中じゃん?」






と言った







あたしは蕪木廉を思いっきりビンタした







唐澤昂輝は口元を閉じて蕪木廉を睨んでいる







「いって〜な」







蕪木廉は笑いながら唐澤昂輝をみる



そして



「わかったか唐澤?

俺達はこういう仲なんだよ」







とドヤ顔で言う







唐澤昂輝はすかさず







「じゃあ廉は知ってんのか?

こいつの秘密」







と言った







こいつらまさか!!







「秘密ってなんだよ」







蕪木廉は少しイライラしながら唐澤昂輝に聞く







「こいつ朝6時に・・・」







唐澤昂輝があたしのことを指さしながらそんなことを言い始めた






あたしはすかさず唐澤昂輝の口元に手を当て喋れないようにする






そして唐澤昂輝を思いっきり叩いた







「あんた達あたしをお互いの挑発道具に使うのほんとにやめて!!」






と言って走ってこの地下室を飛び出した