「うるせーなー離れろよ
どんだけ俺のこと好きなんだよ」
蕪木廉はそう言いながら玲子を追い払う
「なわけないでしょ!」
そう言いながら玲子は立ち止まり廉に怒鳴る
「仕事終わったの?」
あたしは蕪木廉に聞いた
「うん、今さっき」
蕪木廉は本棚のCDコーナーからある1枚を取った
そして横にある木でできた立派なコンポにCDを入れ音楽を流した
少しポップでゆっくりとした感じの洋楽が秘密基地を包む
音質が無駄に良すぎる
「ちょっと、なんで私が聞いた時はなにも答えなかったくせに茜の時はすぐ教えるのよ!
大体ね、廉がそんなあからさまに茜のことお気に入り扱いするから昂輝が茜に寄ってくるんでしよ?
今日だって一緒にお昼食べるハメになったんだから!」
玲子が早口でそう言うと蕪木廉は玲子に振り向き
「は?」
と言った
玲子余計なこと言わないでくれ〜!!
タダでさえあの2人仲悪いのに!!
「どういうことだよ
唐澤には近づくなって言ったろ」
蕪木廉はあたしを睨みそう言った
「仕方なかったのよ」
あたしはため息混じりにそう言った
「仕方なかったってどういう意味だ」
蕪木廉、怒ってる
「玲子、お前知ってんだろ」
蕪木廉は玲子の方を向く
玲子は下を見ながらこう言った
「知らないって・・・」
そして玲子は
「知らない知らない知らなーい!!
茜、先帰るバイバイ!!」
と言いながら走って階段を上り部屋を出ていってしまった
