お前のことは好きだけどそれがなにか?








午後5時




今日のすべての授業が終わり玲子に連れてこられた場所は







地下にある大きなパーティールームだった







部屋の前で止まり





玲子がパスワードを入力すると






黄色い立派な扉がひらいた







中に入るとすぐ階段があって






そこを降りるとある部屋があった




階級の上から見渡せて





あたしは思わず




「わぁ〜」





と言ってしまった









そこはコンクリート製の壁で出来ており







誰かの家のリビングのような場所だった







木造の家具が置いてあり







オレンジや黒、青、灰色などの色で染めれておりとってもメトロでお洒落だった







コルクボードで出来た壁には







たくさんの写真が貼ってあった







「ここどこ?」







あたしは高い天井を見上げながら言った







「秘密基地」







玲子はソファに座ってクッションを膝の上に置いた







「秘密基地?」







「そう

誰も知らない

先生も」







「え?先生も?」







「そう

廉が理事長に頼んで特別に作ってもらった地下スペース

すごいでしょ?」








玲子は足を組んでドヤ顔をした








「う、うん・・・」








秘密基地にしては広すぎない?










「この部屋に入れるのは極わずかで

生徒番号を入力すると

限られた人達だけが扉を開けられる」










玲子はさらにドヤ顔で言った









この学校には生徒ひとりひとりに生徒番号という10桁のパスワードがあってそれは本人しかしらない









「それってどのくらいの人数なの?」










「ここは廉が中学の時に作ったの

ほらここって中学もあるじゃん?」








「うん」








城乃内学園は中学から大学までエスカレーター式だった








「中2の時一緒のクラスになって


いわゆるイツめん?的なやつでうちと廉と中越陸ってやつが仲良かったの


でもクラスで3人でいると周りの人達が嫉妬?みたいな目で見てきて


ほら、廉はアイドルだしあたしはこんな可愛いでしょ?」










「あ、うん」









つくづく思うけど玲子って由美と同じナルシスト体質だよね








しかもこいつの場合真剣な顔で言うし










「それに私を親があんな事務所経営してるからいつか私もアイドルになるんじゃないかって噂があったの」










「そうだったの?」









「うん」









確かに玲子は可愛いもんね









「で、まぁ私はそんな気全然なかったんだけど周りはそう思ってたらしくて・・・


それでその中越って奴が秘密基地的なの欲しいねって言ったら

廉がじゃあ作っちゃおって言って

できたのがここなの」










「すごいね・・・

歴史がある」









「で、それからいろんな人達も加入してって・・・

今は7人くらいかな?」








「え?7人?」








「え?そんな驚く?」






「いや、もっといると思ってた」









「ここ管理してるの廉だから、あいつだけが加入許可できるの」










なんか凄いなぁ




蕪木廉って








「ちなみにメンバーは?」









あたしがそう聞くと玲子は立ち上がり本棚からファイルを取り出した








そしてそこから1枚の紙を取り出しあたしにみせてくれた








「これがここに入れる人のリスト」








その紙には何人かの名前と学年が書いてあった