「う、嘘だぁ〜!!」
結果は唐澤昂輝の勝ちだった
「いぇ〜い」
唐澤昂輝はあたしに向かってピースをする
うざ!
最初のほうはリードしていたものの
最終レースのドリフトコーナーで抜かされてしまった
「ではありがたく保存させていただきます」
そう言って唐澤昂輝は画面を見せつけ
保存のボタンを押した
その上にハンドルを握って真剣な顔で画面を見つめるあたしの写真があった
「まじ最悪
もう来ない」
あたしが帰る支度をする
「おいおいもう行くの?」
唐澤昂輝が不思議そうに聞く
「当たり前でしょ!」
あたしはそう言って立ち上がる
「また来いよ
結構楽しかったぜ」
唐澤昂輝はあたしの顔を見上げてそういう
やっぱこいつ結構イケメンだな
この角度から見ても
いや!
今はこいつの顔に見惚れてる場合ではない!
あたしな鞄を持ち上げ何も言わずその場を立ち去った
