「もうなんなのよ!あれ!」
学食から抜け出したあたし達は外のベンチに座っていた
「なんで唐澤昂輝はあたしの隣に座ったんだろ」
「決まってるでしょ!廉があんたのこと気に入ってるからよ!」
「何言ってんの
なわけでしょ」
「いや、そうよ
少なくとも2時限目のあの蕪木廉の言動は
唐澤昂輝の心に火をつけたね
ったく、茜を特別扱いしてるのがバレバレだっつーの!」
玲子はいらだっている
「廉や昂輝は一定の女子としか話さないから
突然やってきた転校生を下の名前で呼ぶなんてありえないのよ」
「そうなんだ」
「廉と昂輝は前まではすっごい仲良かったのに高校に入ってからは急に犬猿の仲になっちゃったの」
「なんで?」
「知らないわよ!
でも、今後昂輝が廉を挑発するために茜に近づくことは確実だね
気を付けなよ」
玲子は鋭い目であたしを見つめた
「う、うん」
「ったく
秘密条約があるからってオープンにしすぎなのよね」
「秘密条約ってなに?」
「この学校に入ると書かされるの
ここって財閥の息子とか芸能人の息子とか
芸能人本人とか一般庶民とはかけ離れた人達ばかりでしょ?
だからこの学校で見たこと聞いたことは外の人物には話しません漏らしませんていう契約書を書かされるの
あんたもそのうち書かされるわ」
そういうことだったんだ・・・
だからモデルさんとかどうどうと彼氏と歩いているのね
「玲子・・・いろいろありがとね」
「え?」
「一緒にいてくれて
これからもお願いしていいかな?
友達として・・・」
玲子は戸惑いながらも
「しょうがないわね・・・
いいわよ!
ちょうど良かったのよね
この前まで一緒にいた女の子が彼氏出来てそっちばっかりだったから」
玲子は腕組をしてあたしをみた
