職員室を出ると目の前には玲子が壁に寄りかかりながら不機嫌そうに待っていた
「もう!遅いわよ!
どれくらい待ったと思ってるの?」
「ごめんごめん」
玲子はあたしが持っている紙に気づき
「それもしかして時間割?」
と聞いた
「そうだよ」
「えー!!見して見して!」
玲子はウキウキしながら時間割表をみる
「なにこれ全教科あるじゃん」
「理事長がとりあえず全部受けてみたらだってさ
それから自分で時間割決めることになったの」
「え!?理事長に会ったの!?」
玲子はすごく驚いている
「そ、そうだけど・・・」
「理事長なんてめったに現れないのよ
しかもたかが転校生のために学校に来るなんてますます怪しいわ
茜、なんであんたここにいるの?」
う・・・
どうしよう・・・
あたしが困っていると突然玲子がなにかに気づき
「あ」
と言った
あたしもつられて見ると蕪木廉がこっちに向かって歩いてきた
制服を着こなし180を超える抜群のスタイルはまるでモデルさんだ
「ここにいたのかよえのき」
蕪木廉はあたしに向かってそう言う
「だからえのきはやめてってば!」
このやりとりを聞いて玲子は混乱している
「ちょっと廉、この子のこと知ってるの?」
「それはこっちのセリフだ玲子
お前茜のダチか」
蕪木廉はそう言って玲子をみる
「名前まで知ってるの!?
どういうことよ茜!!」
玲子はそう言ってあたしの肩を掴む
「えーっと・・・」
すると蕪木廉はあたしの腕を掴みひっぱった
「ちょうどいいや
玲子、お前もついてこい」
そう言って蕪木廉は横にあるエレベーターに乗り込み【立ち入り禁止】と書かれている赤いボタンを押した
