お前のことは好きだけどそれがなにか?







理事長室は学園ドラマでよくあるような綺麗な部屋で茶色の立派な椅子に理事長らしい女の人が座っていた










そしてあたしを見るなり目をまんまるくして駆け寄ってきて









「可愛いー!!!」








と頭を撫でた









え、なに・・・







「あなたが茜ちゃんなのね〜

夏姉に聞いたとおりだわ!

超可愛い!」










そういえば妹が理事長やってるって言ってたな








さすが夏子さんの妹なだけあるわね







綺麗な人









「初めてまして河瀬茜です

よろしくお願いします」








あたしはペコッと頭を下げた








「はい、よろしくお願いします!

あたしは夏子さんの妹の岩崎萩花です

それにしてもお母さんに似たのね

すっごく目が大きいしスラッとしてる」










「母をご存知なんですか?」









「それはもう!

夏姉がよく家に連れて来てたから!

夏姉と優子ちゃん(あたしのお母さん)さ、

2人とも美人でしょ?

そりゃーもう男がほっとかなくてさー

あたしはその残り物を頂いてたわー

あー懐かしい」










「そ、そうなんですか・・・」









内容が内容だから上手く返せない









「あ、この学校の説明しなきゃね!

この学校は単位制なの

だからクラスがなくて生徒達は自分の好きな授業を選択してそれぞれ勉強するの」








「そうなんですか!

なんかアメリカみたいですね」









「でしょ?大学でも違和感なく勉強できるようにしたの」









「この学校は1限目が10時からよ」








「え!?10時!?」










普通8時半とかじゃない?








「人間ていうのは脳がフル活動するのが9時とか10時からなのよ

早起きさせたって授業中寝てしまうでしょ?」











「あぁ・・・」










「あと、この学校は一番最後の授業が8限目の6時からのやつで

学校は12時まで営業しているわ」











「え!?」











「ほら、この学校って芸能人の子もいるでしょ?

そういう子ってあまり勉強する時間がないからなるべく遅くまでやってるのよ

7時以降も自習室や講義があるから勉強できる仕組みなの

あ、もちろん芸能人じゃなくて普通の子も残ってるわよ」









ここの設備、ほんと大学みたい








いや、大学以上かも!!!








あたし、ほんとにすごいとこ来ちゃったんだ








「授業は1日最低5限

茜ちゃんはまだよくわからないだろうから

いろんな授業を受けてみるといいわ

とりあえずこれ茜ちゃんの今週の時間割表

1週間したら好きな教科を選んで校長先生に申し込んでね」











理事長から時間割表を渡される







「素敵なスクールライフを送ってね」








そう見送られあたしは職員室を後にした