お前のことは好きだけどそれがなにか?










中にはいるとそこにあるのは大きなロビーで












ガラス張りの高い天井が中を照らしていた












ロビーの真ん中には大きな樹木と人工芝があった










あちらこちらにベンチが置いてあり











生徒達がいろいろお喋りをしていた












よく見ると奥にはたくさんのロッカーが通路の端に置いてあり










生徒はそこから教材などをもっていっていた










「あの・・・」










あたしはすかさず通りかかった女の子に声をかけた









顔はよく見えなかったけど









髪が長くて少し巻いてる








身長はあたしと同じくらいの子だった










「なに?今忙しいんだけど?」










偉そうな口調でその子はそう言った









「あの、あたし今日転校してきて

その、職員室教えてい・・・え!?」








振り向いたその子を見てあたしは驚いた









彼女もあたしに驚いたらしく










「河瀬茜!」










と、大きな声で叫んだ










彼女の名前は西山玲子(にしやまれいこ)


小学校の時家が隣同士でよく遊んでいた


彼女の親は奈那が所属している事務所の社長で


家が金持ちになって引っ越してからは全然会っていなかった


最後にあったのは去年の夏


同じクラスの織田に彼女のことを紹介してからだった










「なんで、あんたがここに・・・」









「いや、玲子だって・・・

ここにいたんだ」









お嬢様学校に行ったと聞いていたからてっきり女子高かと思ってた








「あ、今忙しいんだよね

他に人に当たるわ」








あたしがそう言って払いのけようとすると玲子が思いっきりあたしの腕を掴んだ









「だ、大丈夫よ!

仕方ないから行ってあげるわ!」









玲子はそう言ってあたしを職員室へ案内した









玲子は昔から気が強くてプライドが高かったけど大の寂しがり屋でいわゆるツンデレだった








玲子が引っ越して行く時も







「あんたと離れられるなんて嬉しいわ!」








なんていいながら大泣きしてたの覚えてる









今も昔も玲子は変わっていない