お前のことは好きだけどそれがなにか?







「ただいま〜」







家に帰りあたしは制服を雑に脱ぎ捨てた








「ふぅ〜」







ジャージ姿になってベットに腰を下ろし深く息をついた







それしにても、今日な危なかった







私が作詞をしているなんてみんなにしれわたったらどんなに馬鹿にされるか






少なくとも今日は由美に感謝しないと






まぁ由美にもその秘密は教えてないんだけどね







「茜〜ちょっと来て〜」






1階からお母さんの声がする






「なーにー?」






「あんたに電話よ〜友達〜」






誰だろう






今どき家に電話してくる子なんていないのに






急いで階段を降りて受話器をとった






「もしもし」






「茜・・・!奈那だよ覚えてる?」










え・・・










「もしかして忘れちゃった?」








「奈那・・・奈那なの!?」









「うん」







電話の奥で微かに笑う声がした








「久しぶり」








「うん!!久しぶり!!元気だった?」









「うん。あのね私次世代メンバー選抜総選挙で上位に入って期間限定ユニットのメンバーに選ばれたの」









「え!?凄いじゃん!!」








「まだ関係者しか知らないから内緒ね」








「うんうん!」









「まだシングルではでないけど今度の『A-TEAM』の新曲のカップリングに収録されるんだ」









久しぶりに聞く奈那の声に心が震える








「一番に茜に教えたくて」









「うん。あたしすごく嬉しいよ



本当におめでとう




いまどこに住んでるの?」









「事務所の寮だよ」








「そうなんだ・・・

あのさ!今度あおうよ!

お祝いにご飯奢る!」








「え?いいの?」








「もちろんだよ!」








「嬉しい。


また会えるんだね」









「うん。いつがいい?」







「新曲の発売日が一ヶ月後なの


だからその一週間前はどう?


次の日休みなんだ」







「いいよ!じゃあその日の5時に新宿駅で!」