バーガーショップを出たあたし達は
駅から徒歩5分くらいのビジネスホテルに行った
もっと大人向けの所かと思ってたけど違うのね
ロビーに入り偽物は慣れた手つきで受付嬢と話をし部屋の鍵を受け取った
「行こうか」
あたしは偽物について行き、エレベーターに乗った
3階につきあたし達はエレベーターからすぐ近くの部屋に入った
ガチャ
偽物が部屋の鍵を閉める
「あの、廉くんは何処にするでるんですか?」
あたしは蕪木廉に関する質問をぶつけることにした
ベットに座った偽物が少し考え込み
「内緒」
と言った
「廉くんは兄弟何人ですか?」
「えーっとお兄さんが1人と妹が1人だよ」
偽物は蕪木廉の公式プロフィールを明確に話した
「妹さんはいくつですか?」
「えーっとまだ小学校低学年だよ」
「そうですか・・・」
「あの、そのアザはどうしたんですか?」
「あぁ
コンサートで怪我しちゃって」
偽物は手の甲を見たがら言った
「あの、なんで金髪なんですか?」
「え?」
「たしか廉くんて映画のために黒髪って聞いたんですが・・・」
「あぁ〜
いや気分転換!!」
偽物は少し焦り気味で答えた
「あの、『Emperor』って今、写真集の撮影でラスベガスにいるはずじゃないんですか・・・?」
あたしは芸能人遭遇情報サイトの画面を偽物にみせた
これはついさっき更新された
ラスベガスで盗撮された『Emperor』たちの写真だった
「うっ・・・」
「あんた、偽物よね」
あたしは単刀直入に聞いた
「くそっ・・・
あーもうるせーなー!
そうだよ俺は偽物だ!」
偽物は怒鳴りながら立ち上がりマスクを外した
マスクを外した顔は蕪木廉とはとても思えないまったくの別顔だった
「やっぱりそうだったのね
女の子騙してこんなことするなんて
あんた最低よ!」
「うるせぇ!
俺は夢を持たせてあげたんだよ
なにもできない一般人にな!
騙される奴が悪いんだ!」
偽物は完全に開き直っている
「俺をどうする気だ」
「決まってるでしょ!
警察に突き出すわ!」
「この野郎!」
偽物はあたしの手を掴みベットに押し倒した!
「なにすんのよ!」
「めちゃくちゃにしてやる!」
「いや!!」
偽物はあたしの上着を脱がそうとしたその時
パシャ!
どこからともなくシャッター音がなった
