お前のことは好きだけどそれがなにか?






午後7時







あたしは代々木のバーガーショップで指定された席に座っていた









5分後









犯人らしき人物が近づいてくる








ジーパンにワイシャツ







その上にロングコートを着て大きな帽子を被ったマスク姿のその人物は







静かにあたしの目の前に腰を下ろした








「あ、あの・・・


廉くんですか?」






あたしはいかにもファンですというような発言をした






「そうだよ」









正直びっくりした






マスクをしたその人は顔も声も蕪木廉そっくり







だけどオーラは本人には全然とどいていなかった






身長は175くらいであたしより10cmくらい高い










だけど蕪木廉はもっと高かった気がする









それに声だって蕪木廉の方が少しハスキーだ







無理して蕪木廉を作っているのがバレバレ







しかもこいつ・・・







アイプチみえてるし・・・







「やばい。俺一目惚れしたかも」







「は?」







「2人きりになれない?」






そうか、これがこいつの手口なのか






「いいよ!」







偽・蕪木廉が立ち上がりあたしはそれについていく