「奥様〜!!!」
突然階段の上からお爺さんの声がきこえた
奥様って夏子さんのこと?
「なによ〜爺や」
ぜーぜーと息を吐きながら階段をものすごい勢いで降りてきたのは70歳くらいのお爺さんだった
「はぁ〜先ほど、廉様から連絡がございまして帰国日が1日早まったそうです」
「え!?ちょっといきなり過ぎない!?
う〜んしょうがないわね〜
まぁいいわ。お祝い会は今日に変更よ
料理長に伝えてきて」
「はい。承知しました」
お爺さんはそう言って深々と頭を下げた
「あ、爺や!この子紹介するわね
ほら言ったでしょ?女の子預かるって」
そう言って夏子さんは自分の手をあたしの頭の上に置いた
「川瀬茜ちゃんよ」
「はじめまして!川瀬茜です」
あたしは慌ててお辞儀をした
「この人は爺やよ
うちの家政婦長よ」
「よろしくお願いいたします」
爺やはあたしに頭を下げた
「なにかわからないことがあったら爺やに聞くのよ。このお屋敷のこと全部知ってるんだから」
「あ、はい」
「爺や、茜ちゃんお部屋にご案内して」
「はい承知しました」
「茜様、こちらでございます」
そう言うと爺やはあたしの荷物を預かり階段を登り始めた
