お前のことは好きだけどそれがなにか?














「茜ちゃん、緊張してる?」









黒い高級車のなかで夏子さんはあたしに微笑みかけた








「は、はい

皆さんに気に入っていただけるだろうか」










「大丈夫よ〜


男1人だしガラは悪いけどいい子よ」









「そうなんですか



あのご主人さんは」









「あーうちの旦那?


あの人は仕事でほとんど家に帰ってこないのよ」








そうなんだ・・・









「あとね、うちの長男はもう25で自立してるから家にはいないのよ。だから今は私と次男の2人暮らしだったの」










ということはあたしが入ってもたったの3人









「で・・・次男のことなんだけど・・・」











夏子さんは少し考え込んでこう言った









「まぁあの子は今合宿で明日帰ってくるからその時に顔合わせしましょうね!」








少し様子がおかしかったがあまり触れないようにした









「あ、そういえば茜ちゃん高2よね?」










「はい」










「じゃあ同い年だわ


仲良くやってちょうだい」












「はい」







そうしてあたしと夏子さんを乗せた高級車はお城のような家に入っていった