お前のことは好きだけどそれがなにか?






家に帰り自分の部屋に入ると同時に電話が鳴った







画面を開き相手をみるとそれは玲子だった








うわ



どうしよう





ちゃんと話せる度胸がない








「もしもし?」








あたしはぎこちなく電話に出る








「あ!もしもし茜?」








玲子は明るい口調であたしに話しかけてくる








「今大丈夫?」







「うん大丈夫だよ」







「あのさ、こないだ菅原先輩にもらったチケット来月末までなんだけどあたしその間彼氏と行くことになってるの」








玲子は少し申し訳なさそうに話す








「うん


それで??」








「それにあたしちょっとLIVEの見学とかで忙しくて時間ないからそのチケット2枚とも茜つかっちゃって!」







そういうことか・・・








てか彼氏とって






織田と別れた様子はなさそうね






「うん。わかった


ありがとう!」







あたしはそう言って電話を切った











あ、しまった







今月号のpastel買うの忘れてた







pastelというのはある女子高生向けのファッション雑誌のことで







憎たらしいことに雨宮さえが看板モデルの超人気雑誌だ








忙しすぎて買うの忘れてた







明後日には新刊でちゃうよ







あたしは爺やを呼び車を手配してもらうように頼んだ