お前のことは好きだけどそれがなにか?








その日の帰り






あたしは1人で学校の近くのショッピングモールに来ていた







こんど玲子と遊ぶ時に着ていく服を買うためだった







3階の洋服売り場にいると


見たことある顔があった










ひとりは玲子の彼氏の織田だ








引越し以来だから久しぶりに会ったかも








もう1人いる???







え、女の子???








スカート履いてるから絶対女子だよね?







そしてその女の子が振り返った瞬間あたしは驚きのあまりフリーズしてしまった








それはあの川島さんだったのだ








なんで2人が一緒にいるの???







2人はアクセサリーコーナーでバレッタを見ながらニコニコ話していた







あのふたり・・・








接点ないよね?







どうして?







「お前こんなとこで何してんの?」







急に後ろから声がして振り返ると


そこには唐澤がいた







予想以上に声が大きかっため


あの2人があたし達の方を向く







やっば!







あたしは唐澤の手を掴んで一目散に走り出した







お店を出て急いでエレベーターに乗る











ハァ







狭い密室にあたし達のため息が響く







「お、お前



なんなんだよ



いきなり走り出して」







唐澤はすぐに呼吸を取り戻し中腰のあたしを見下ろすように立った







1階につき


あたし達は目の前にあるフリースペースのベンチに腰を下ろした