次の日の放課後
城之内の生徒はそれぞれのグループに別れて種目決めを行うことになった
あたしはKチームのみんながいる4階の会議室に行った
扉を開けると30人くらいの男女がそれぞれバラバラになって座っていた
「あ、茜ちゃん!!」
窓側の席にいた川島さんがこっちこっちと手を振る
郊外レクリエーションで知り合った以来川島さんとは仲良くなった
たまに授業が一緒だったり
お昼も玲子と一緒に川島さんのグループと過ごすこともあった
そういえば川島さんも同じグループだった
「球技大会楽しみだね〜」
席につくなり川島さんがにこやかに話す
黒板の近くに唐澤とその取り巻きが見えた
ガラ!
大きくドアが開き蕪木廉が入ってくる
唐澤と目が合い一瞬睨んでから目をそらした
「唐澤くんと蕪木くん同じグループなんだよね」
川島さんが苦笑いしながら言った
「気の毒だよね」
あたしも同情した
すると唐澤が教室を見渡しあたしと目が合った
そしてこっちに近づいてくる
まさかこっちくる?
唐澤はあたしが座っている席の横に立った
「なんか用?」
あたしは唐澤にそう聞いた
「お前、なんであんとき廉といた?」
唐澤は機嫌が悪そうにそう言う
こないだ・・・?
あぁ廉にイヤホンジャックもらった時か
うーん
どうしよう
一緒に住んでるなんて言えないし
あたしが黙っていると唐澤は机に手において距離を縮めてきた
っっ近い
「黙ってねーで答えろよ」
唐澤がそういった瞬間
机に置いていた手を誰かが振り払った
「おい、茜には近づくなって言っただろ」
蕪木廉が唐澤を睨んでいる
よかった〜
助っ人到来!
「しょうがねーな
もうひとりの当事者にも聞いてみようかな?」
唐澤は都合悪そうに蕪木廉を睨んだ
気づけばクラスのみんなが私たちをみている
川島さんも不安そうな顔で2人を見つめていた
「おい、そこ何やってる!」
いつの間にか担当の小島先生が教壇に立っていてこっちを睨んでいた
「もう会議は始まってるんだぞ
席につけ」
小島先生がそう言うと2人は仕方なさそうにそれぞれの席に戻っていった
