お前のことは好きだけどそれがなにか?








気づくとあたしはこいつの顔面を叩いていた







怯えた目があたしを見つめる








あたしも実は内心びっくりしている







こんなこと初めてだ







ドキドキ







鼓動が激しく動いている







怖い・・・







殴りかかってきたらどうしよう







「てめぇ・・・よくも


俺に恥かかせやがって!!!!」







静かだった竜が再び怒鳴りあたしの腕を掴んだ







痛い!!!!







「やめてよ!」







あたしがそう言うと菅原先輩が急いで駆け寄ってきた






「竜、いい加減にしろ」







菅原先輩が冷たく言った








蕪木廉と唐澤がその人を抑え込む







「茜!礼保!大丈夫!?」







玲子も駆け寄ってきた







竜という人は警備員に連れられ会場から出ていった









「河瀬・・・ありがとう」







隣にいた永崎礼保があたしにそう言った







「ううん


こちらこそありがとう


ほんとに助かったよ」







あたしもすかさずにお礼を言う







パチパチパチ







突然周りから拍手が聞こえあたしはびっくりした






「あの子カッコイイわね〜」







そんな声が聞こえる







あ、あたし褒められてる・・・







ほっとしたあたしはなぜか笑顔になっていた