~礼保side〜
「先輩、やめましょうよ
みっともないです」
礼保は力強い目つきで茜の横にいる男を睨んだ
この男の名前は神山竜
遊び人で有名な事務所の先輩で菅原先輩と同じNEWPLANETのメンバーだ
「あ?礼保じゃねーかよ」
竜も礼保を睨み返す
茜が不安そうに2人を見ているのがわかった
「みっともねぇだと?」
竜は完全に怒っていた
「はい
嫌がってる女子の肩を触るなんて非常識ですよ
事務所の名に傷がつきます」
礼保は冷たい口調でそう言った
「優等生ぶってんじゃねーよ!!!???」
とうとう竜が怒鳴り会場に声が響き渡った
「みっともねーのはおめーじゃねーかよ!」
狂ったように目を開いた竜が礼保を指さした
「男のくせに背は低いわ
声は高けぇわ
女々しいわ
お前のほうがよっぽど事務所の恥だわ!」
会場は一斉に静まり返る
礼保は黙った
こんなことは言われなれているからだ
「みっともねーから消えろ!!
このアマが!!」
竜はそう言い放つ
会場が凍りついた
バシ!!!!
突然痛々しい音がし
礼保が前をみるとそこには茜が立っていた
なんとあの神山竜をビンタしたのだ
「てめぇなにすんだよ!?」
赤くなった頬を抑えながら竜は叫んだ
「さっきから黙って聞いてればなんなのよ
あんた」
茜が怒っているのがわかる
「嫌がらせを受けてる人を助ける
間違った人に注意をする
それが先輩だろうがなんだろうがちゃんと言える
これのどこがおかしいのよ」
茜の鋭い視線が竜に突き刺さった
「うっ・・・」
なにも言えずに黙る竜
「それに比べてあんたは
嫌がらせはするわ
間違い指摘されても逆ギレするわ
後輩馬鹿にするわ
そっちのほうがよっぽど最低よ!」
茜の怒鳴った声が会場に響き渡った
