蕪木廉はあたしをドレッサーの椅子に座らせドレスについたぶどう酒をハンカチで吹き始めた
「ごめん
俺が勝手にいなくなったから」
蕪木廉の手が触れる度にくすぐったくてドキドキした
「もういいよ・・・大丈夫・・・
あたしもう帰るから」
ここにいても恥ずかしいし場違いなのは最初からわかってた
ガチャ!
扉が開く音がしてドアの方をみると玲子が焦ったようにこっちを見ていた
「茜!
大丈夫!?
あいつマジありえない!!」
玲子はそう言いながらどしどし音を立ててこっちにくる
「玲子・・・」
玲子は蕪木廉をみた
「これからどうするつもり?」
玲子が蕪木廉に聞く
「あ、あたし帰るから!
だから大丈夫!心配しないで!」
あたしは2人にそう言う
「そんな!」
玲子はあたしに不満そうだ
「だってドレスもこんなだし・・・」
あたしはぶどう酒まみれになったワンピースをみせた
せっかく夏子さんがくれたのに・・・
「それなら問題ねーよ」
蕪木廉はそう言って立ち上がった
「どうするつもりよ」
玲子は蕪木廉に聞きながら腕を組んだ
すると蕪木廉はニヤッと笑いあたしをみた
「え??なに??」
