次の日の放課後








あたしと玲子は地下室にいた








「あのね・・・


すっごく申し訳ないんだけど・・・」








ソファに座るなり玲子は申し訳なさそうにそう言った







「うん

どうしたの?」












あたしがそう聞くと玲子はポケットからチケットらしきものを2枚取り出した








「雨宮さえの誕生日パーティーママがどうしても行けってうるさくて・・・





だからお願い!!!





茜も一緒に来て!!!」








玲子は両手を合わせて頭を下げた








「あたしは別にいいんだけどあの子が・・・」








雨宮さえは絶対にあたしのこと嫌いだ









そんな子が自分のパーティーに来るなんて考えられないだろう






「ママの代わりってことで!!


だからお願ーい!!!!」









玲子はさらに頭を下げる







「行ったら奥の部屋で2人で休んでればいいだけだし!」








「わかったよ


そういうことなら・・・」







あたしがそう言うと玲子はありがとー!と抱きついてきた








すると突然ドアが開き







階段の上を見ると菅原先輩がいた







「お前らいたのか〜」







あたし達を見るなり菅原先輩はそう言った







菅原先輩はあたし達のところに来るなり2人が持ってるチケットを見て







「なんだお前らもくんのか」







と言った







「先輩もくるの??」







玲子は嬉しそうに言う







「まぁちょっとだけね」







菅原先輩は片手で少しのポーズをする







「さえのことだからまた強引に誘ったんでしょ?」







玲子がそう聞くと菅原先輩はアハハと笑った







「あの子には叶わないよ」







菅原先輩は仕方なさそうに言った