突然ドアが開く音がして階段の上を見ると
唐澤昂輝がいた
「なんだお前らいたのかよ」
唐澤昂輝はそう言いながら降りてくる
「いて悪かったわね」
玲子は唐澤昂輝を見もしないでそう言った
「おい河瀬、お前なんで電話出ねーんだよ」
唐澤昂輝はあたしの横にきてそう言った
あの日以来唐澤昂輝から頻繁に電話がかかってきていてあたしは全部無視をしていた
「こっちだって忙しいのよ」
あたしは言い訳のようにそう言う
「は!?あんた昂輝と連絡先交換してたの!?」
玲子はやっとこっちを向いた
「無理やりね」
あたしはそう言いながら唐澤昂輝を横目でみる
「はーホント最低」
玲子はソファから立ち上がって呆れたように言った
「そういえば雨宮帰ってきたわよ」
玲子はテレビのリモコンを探しながらそう言った
「知ってる」
と唐澤昂輝はあたしを見ながら言う
「ちょっと!知ってたらなんでそのこと教えなかったのよ!」
玲子は唐澤の後ろ姿を見ながら言った
「お前ら喧嘩すんだろ」
唐澤はそう言う
この2人が仲悪いのって有名なんだ
玲子はそう言われてなにも言えなくなってしまった
「再開のハグはしたの?」
玲子はソファに座りながら唐澤を見上げてそう言う
唐澤はやっと振り向いて玲子をみた
「はいおかげさまで」
顔は見えなかったけど多分皮肉っぽい感じで唐澤はそう玲子に言った
「当分あいつがいる間は廉に近づかない方がいいぜ」
唐澤はまたあたしを見てそう言った
「あんた!自分のいいように言ってんじゃないわよ」
玲子はそう言う
「ちげーよ」
唐澤はあたきを見てそう答えた
「来年あの2人が映画でダブル主演することが決まったんだよ」
「え!?」
唐澤がそう言うと玲子はびっくりして立ち上がった
「しかも恋愛映画
さえちゃんは今までに以上に廉のことに敏感になるね」
唐澤は’’さえちゃん’’のところを強調して言った
「それは面倒くさいことになったわね」
玲子はそう言って腕を組んだ
