「あーマジムカつく!」
地下室のソファに座った玲子は
足と手を組んでそう言った
あの貧乏ゆすりまでしてる
「雨宮さえって結構清純派なイメージあったんだけどな・・・」
本棚のCDスペースを見ながらあたしは言った
「現実じゃ大間違いよ!」
玲子はずっと怒ってる
「雨宮さえは蕪木廉のこと好きなの?」
あたしは玲子を見て言う
「そうよ
大のつくほど好きよ」
だからあんなに怒ってたんだ・・・
「いい!蕪木廉家に住んでることは絶対に言わないで!あんた殺されるから」
玲子はマジな顔で言う
「う、うん・・・
あのさ、雨宮さえってどっか言ってたの?」
さっきの会話の内容だと遠くに言ってたっぽい
「ドバイよ」
え!?ドバイ!?
「舞台があるとかいってた
1ヶ月ずーっとあっち行ってたのよ
帰ってこなくていいのに」
玲子はスマホをいじりながらそう言った
