お前のことは好きだけどそれがなにか?








「中山玲子」








突然声がして上を見上げると玲子の隣に女の子が立っていた








顔をよくよくみるとなんとその子は雨宮さえだった








「え!?」








びっくりしてあたしは思わず大きな声をだす








雨宮さえ

通称’’さえピー’’

超有名芸能人で女子高生ファッション雑誌『パステル』の看板モデル








そんな雨宮さえが今目の前にいる








この学校だったんだ








ブラウンの長い髪が彼女の小さな顔を包んでいる








しかしなぜかめっちゃしかめっ面で玲子を睨んでいる








「雨宮さん

もうお帰りになって?」








玲子も少し挑発するようにそう言う








「えぇ2日ほど前に」








雨宮さえは腕を組みながらそう言う










もしかしてこの2人仲悪い?









見えない火花が2人を散らしてる








「で、何の用?」








玲子が冷たくそう言うと雨宮さえはポケットから何かを紙を取り出した








「私の誕生パーティーのチケット

ほんとはすっっっごく嫌だけど

ママがあんたを誘えってうるさいのよ」








チケットを差し出しながら雨宮さえは冷たく言う








この人って結構性格キツイ?








「そうねぇ〜」








玲子は差し出されたチケットを受け取る








「じゃあこの子も誘って!なら行く」









玲子は目の前に座ってるあたしを指差して言う








え?????








すると雨宮さえはあたしを見つめた








めっちゃ目力あるなこの人








怖い









「あんた誰?」








雨宮さえはどうでもいいようにら聞いた








「私の幼なじみ

転入生よ」







玲子はそう言う




あたしは玲子に続いて



「河瀬茜です」




と言った








しかし雨宮さえはあたしの名前を聞いた瞬間顔を変える








「あんたが河瀬茜!?」







雨宮さえは目を大きく開き臭いものを見るようにあたしを睨んだ







「そ、そうですけど・・・」







あたしはぎこちなくそう答える







「あんた茜のこと知ってたの?」







玲子は不思議そうに聞く







「えぇまぁ

あっちでいろいろ噂は聞いていたわ

廉につきまとってる疫病神がいるってね」







玲子はあたしをそう言って侮辱した








ちょっと何言ってんのこの人







「なによそれ!?」







玲子は席から立ち上がり雨宮さえを睨む







「あら、違ったらごめんなさい

でも河瀬茜のことはいろいろ聞いているわよ」







雨宮さえはそう言いながら玲子と座ってるあたしを見た








「あっちに行ってて頭おかしくなっちゃったんじゃないの?

こっちではそれ通用しないからまた出ていけば?

ここにいるより全然あんたにはお似合いだと思うけど・・・」








玲子は今までにない表情で雨宮さえを見る







「とにかく、こんな子招待するつもりないから」







雨宮さえは玲子にそう言う







「あっそ

じゃあ私も行かないわ」







玲子はそう言ってチケットを雨宮さえに押し付けた






そして



「行こ茜」




と言ってどっかへ行ってしまった







慌ててついて行こうとすると雨宮さえに手首を掴まれた







「なに?」







雨宮さえは少し微笑んでから







「言っとくけど、廉には近づかない方がいいわよ」







と言った







あたしは無視して掴んでいる手を振り払い玲子を追った