冬のアイス

「じゃあ、また明日、学校で」

「うん。学校で」

別れ際、まわりを見渡した相原くんは私のおでこに……キス、した。

「ただいまー」

「おかえりー、……ってなんかあったの?」

「なにも」

怪訝そうなお姉ちゃんを無視して、こたつに潜ってアイスを食べる。

火照った身体に冷たいアイスは心地よかったけど、残念なことに味はあまりわからなかった。




【終】