空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~

        ***



昴くんの死で、これまで平穏だったあたしたちの関係はもろく崩れた。


昴くんがいなくなって四人だったグループは三人になり、そして……梨沙は学校に来なくなった。


ふさぎ込んで、ベッドから出なくなった。


それは……梨沙の気持ちを考えれば当然だと思う。


梨沙はいつだって昴くんのことを見ていたから。


真っ直ぐに、彼のことを想っていたから。


だからその昴くんの死は、梨沙に暗い影を落としていた。


あたしたちは、毎日のように梨沙の家を訪れた。


「よ、梨沙。元気してた?」


「……」


「今日ね、数学のテストがあったんだよ。でもぜんぜんだめでさー。やっぱ梨沙にノート見せてもらわないとどうにもなんないかも」


「……」


「あ、そだそだ。今度ね、銀果堂に新作のケーキが出るんだって。梨沙もいっしょに行こうよ。んで、またちょっとあたしのと交換しよ」


「……」


梨沙は憔悴しきっていた。


話しかければかろうじてうなずいたりはしてくれるものの、そこにはあの梨沙らしい明るい表情はどこにもない。


まるで、人形みたいに、うつろな目をしているだけだ。


そんな梨沙を見ているのはつらかった。


それでも、こうして毎日話をし続けていれば、いつかはあの元気で明るい梨沙に戻ってくれるって、そう信じてた。



だけど――