***
昴くんの死で、これまで平穏だったあたしたちの関係はもろく崩れた。
昴くんがいなくなって四人だったグループは三人になり、そして……梨沙は学校に来なくなった。
ふさぎ込んで、ベッドから出なくなった。
それは……梨沙の気持ちを考えれば当然だと思う。
梨沙はいつだって昴くんのことを見ていたから。
真っ直ぐに、彼のことを想っていたから。
だからその昴くんの死は、梨沙に暗い影を落としていた。
あたしたちは、毎日のように梨沙の家を訪れた。
「よ、梨沙。元気してた?」
「……」
「今日ね、数学のテストがあったんだよ。でもぜんぜんだめでさー。やっぱ梨沙にノート見せてもらわないとどうにもなんないかも」
「……」
「あ、そだそだ。今度ね、銀果堂に新作のケーキが出るんだって。梨沙もいっしょに行こうよ。んで、またちょっとあたしのと交換しよ」
「……」
梨沙は憔悴しきっていた。
話しかければかろうじてうなずいたりはしてくれるものの、そこにはあの梨沙らしい明るい表情はどこにもない。
まるで、人形みたいに、うつろな目をしているだけだ。
そんな梨沙を見ているのはつらかった。
それでも、こうして毎日話をし続けていれば、いつかはあの元気で明るい梨沙に戻ってくれるって、そう信じてた。
だけど――
昴くんの死で、これまで平穏だったあたしたちの関係はもろく崩れた。
昴くんがいなくなって四人だったグループは三人になり、そして……梨沙は学校に来なくなった。
ふさぎ込んで、ベッドから出なくなった。
それは……梨沙の気持ちを考えれば当然だと思う。
梨沙はいつだって昴くんのことを見ていたから。
真っ直ぐに、彼のことを想っていたから。
だからその昴くんの死は、梨沙に暗い影を落としていた。
あたしたちは、毎日のように梨沙の家を訪れた。
「よ、梨沙。元気してた?」
「……」
「今日ね、数学のテストがあったんだよ。でもぜんぜんだめでさー。やっぱ梨沙にノート見せてもらわないとどうにもなんないかも」
「……」
「あ、そだそだ。今度ね、銀果堂に新作のケーキが出るんだって。梨沙もいっしょに行こうよ。んで、またちょっとあたしのと交換しよ」
「……」
梨沙は憔悴しきっていた。
話しかければかろうじてうなずいたりはしてくれるものの、そこにはあの梨沙らしい明るい表情はどこにもない。
まるで、人形みたいに、うつろな目をしているだけだ。
そんな梨沙を見ているのはつらかった。
それでも、こうして毎日話をし続けていれば、いつかはあの元気で明るい梨沙に戻ってくれるって、そう信じてた。
だけど――
