空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~

だけど一番ドキリとしたのはあれだ。


屋台を回っている途中で、たまたまクラスメイト何人かと顔を合わせた時のことだった。


「あれ、梨沙じゃん。おーい」


「あ、由香里」


「梨沙もお祭り来てたんだ? 一人?」


「だったらいっしょに回ろうよ」


「響子たちもあとから来るって」


「あ、ええと……」


と、そこでクラスメイトも昴の存在に気付いたみたいだった。


顔を見合わせて黄色い声を上げる。


「えー、えー! どうして昴くんといっしょにいるの! すごい!」


「あ、これは、その」


「もしかして二人、付き合ってるの?」


「え?」


「だってお祭りに二人で来るって、そういうことなんじゃないの?」


「うんうん」


「だよねー」


「そ、そんなんじゃないよ……!」


昴に聞かれないように声をひそめてそう返す。


それは、私はどう思われてもいいけど、変な噂とかになったら昴に迷惑がかかるかもしれない。


慌てて、紗英と涼くんともいっしょに来ていること、人混みではぐれてしまったことを説明する。


「なーんだ、そうなんだ。なんかいい雰囲気だったから、そうかと思ったんだけどな」


「お似合いだと思うんだけどなー」


「じゃあ、邪魔しちゃ悪いからあたしたちもう行くね」


そう言ってクラスメイトたちは去っていった。


ふ、ふう、びっくりしたなあ……


「もういいのか?」


「あ、うん、だいじょうぶ」


「そっか。んじゃだいたい屋台も回ったし、ちょっとひと休みすっか」


そう言って、人のあまりいない場所へと移動する。