空に星が輝く限り、私はきみを忘れない~Dearest~

「んー」


小さく声を上げて首を傾けると、昴はその整った顔をふいに近づけてきた。


「!」


ぶ、ぶつかる! と目をつむったものの、だけどすんでのところで逆さまの昴の顔は私の顔をすり抜けてしまう。


「そっか、やっぱりすり抜けるんだな」


「え……?」


「俺のこと見えるし、梨沙は特別みたいだから、もしかしたら触れるかと思ったけど、やっぱ無理だった」


「あ、う、うん」


び、びっくりした……


急にこんなことしてくるなんて……


触れるかどうかの実験なら、何も顔でやらなくてもいいのに。


幽霊だといっても、やっぱりドキドキしてしまう。