時間をただ過ごすだけじゃ、絶対後悔する…
そう思い、私は毎日彼の元へ訪れている
お節介かもしれないけど、私にできることは何でもしてあげたい!
…そう思って毎日通っていたのだが
「ねえ、もっとほしい」
「…っ!」
横から顔を覗かしてきた彼の呼吸が私の肌にぶつかる
「…たっ食べ過ぎたら、糖尿病になるよ?」
胸がドキドキする
そうだ、いつからだ
この人に会うために、ここに通うようになったのは………
「それは嫌だな」
クスッと笑った笑顔がとても上品に見えた
ドキッ
また胸が鳴る
彼の笑顔を見るたびに癒される私も簡単な女だとつくづく思う
彼の助けになるどころか、彼が私の助けになってしまっている