「ねぇ、美月、絶対に桜は守ろうね」

里奈は少し俯きながら言った

俺の姉は学校でも群を抜いて美人らしい

だからだろう女がひがんで里奈は友達を作れたことがなかった

だから初めて出来た友達の桜ちゃんを失いたくないのだろう

里奈に同じ思いを伝えようとした時だった

桜ちゃんの教室から泣き叫ぶような悲鳴が聞こえた

そこで俺と里奈は度が過ぎたいじめを目のあたりにして



....様子を見ることもやめた




美月side END