サグリのツインテールがぽよん、と揺れる。
サグリの友人たちは、あたしを横目に見て、
サグリに『あいつ誰?』と聞いている。
それも、あたしに聞こえるように、だ。
サグリは『友達だよ~』と返しているが、その目は笑っていない。
きっとサグリは、あたしのことも、あの派手な子達のことも、本当の友達だと思っていないんだろう。
あたしはため息をついて、委員会室を出た。
生徒玄関に出て、靴を履き替える。
真っ白な上履きが、今でも慣れない。
中学生の頃は、毎日上履きに、
《殺すぞ》《そろそろタヒね》《ウザイ》
《ブス》《消えろ》《きもい》《男好き》
などという暴言が書いてあって、
白い生地のところが見えないくらい真っ黒だった。
サグリの友人たちは、あたしを横目に見て、
サグリに『あいつ誰?』と聞いている。
それも、あたしに聞こえるように、だ。
サグリは『友達だよ~』と返しているが、その目は笑っていない。
きっとサグリは、あたしのことも、あの派手な子達のことも、本当の友達だと思っていないんだろう。
あたしはため息をついて、委員会室を出た。
生徒玄関に出て、靴を履き替える。
真っ白な上履きが、今でも慣れない。
中学生の頃は、毎日上履きに、
《殺すぞ》《そろそろタヒね》《ウザイ》
《ブス》《消えろ》《きもい》《男好き》
などという暴言が書いてあって、
白い生地のところが見えないくらい真っ黒だった。



