イジワルな彼とネガティブ彼女

美和は、簡単に言うけど。


この年まで誰ともつきあったことのない女なんて、なにか訳ありと思われるに決まってる。


男性不信を乗り越えたとしても、相手に自分のすべてをさらけだすなんて、絶対に無理。


「ま、明日一緒に行って、私の目で足立くんをチェックするからさ、それから決めてもいいんじゃないの?」


結局、3人で飲むことは決定なんだ。


「わかった、あきらめる」


忘れかけていたけど歯医者に電話して、予約がとれるか聞いてみた。


通う手間はかかるけど、きれいに治すためなら仕方ない。


飲み会に行かなくてすむから明日の夜でもよかったのに、歯医者の予約は取れなかった。


そのあと、午後の仕事はほとんど身が入らずに終わった。