教室へと足を踏み入れると いつもの顔ぶれ

俺達の学校にはクラス替えというものが存在しない

基本的にめんどくさがりの“理事長”なもんで



「なぁ、ホントにいると思う?」

シーンとした中、話を切り出したのはノブ

それは多分ここにいる俺ら全員が思っていることで、


「まぁ 隼人もいるわけだし、調べたらわかるだろ」


隼人は“こっち側”ではハッキングのプロといっても過言ではないほどの腕前