「ねね、ジオンは見つけた?」


あれから教室には帰らず、倉庫へと向かった俺達は華姫についてを話し合っていた

頬杖をついてるのは奏多

「あぁ、見つけた…」


ポツリ呟くと、時間が止まったかのように動きを止める俺以外の幹部


隼人ですら手を止めると、パソコンから顔を上げ、探るような目をむけてくる


「まぁ、俺は華姫なんていらないって思ってたけど…ジオンが言うならそいつでいい」

ノブの言った言葉に暁人以外が頷く


「暁人」

奏多が俯いている暁人を呼んだ