ある日…母さんと父さんが真剣な顔をして
何かを話してた。

「ごめんなさい…私…やっぱり…
この生活を続けるのは疲れたわ…」
と弱々しい母さんの声

夢愛?誰だそれ…

「そっか…まぁ…そうだよな…
家庭を2つも抱えるのはキツいよな…」
と父さんが言う

家庭を2つ?

「それに…いつ奏音が夢愛に
気付くかも問題だわ」

「あぁ…確か…夢愛ちゃん
奏音と同じ学校だったよな」

「えぇ…」

同じ学校…

二人が何の話をしてるのか
気になって…俺は二人の前へと出た。