華side


ピピピピピッ


「んっ、ふぁ〜眠っ」


いつもの目覚まし時計の音で目が覚める


「あ、そっか、今日の朝ご飯は私が作るだった」


実は、私達は本当の姉弟じゃない


中学の頃に私は、この家族に引き取られた
今は、両親どちらも海外に仕事に行っている


だから、海澄とは順番で朝ご飯を作るようにしている

夜ご飯は、弟の海澄とは帰る時間が違うので
自分達で適当にすましている


「うーん、今日は普通にトーストでいっか、作るのめんどくさいし」




チンッ


「お、姉貴おはよう」


ちょうどトーストが出来上がったタイミングで
弟が起きてきた


「おはよう、ほら速く朝ご飯食べて」


「わかってるよ」
「そう言えば、姉貴今日から俺らん所の高校に通うんだっけ?」

ちなみに、海澄と私は1年なの
引き取られた身だから、海澄とは歳が一緒


「うん、そうだけど?」


「気よ付けろ?俺らん所の高校結構柄悪いし」


へ〜柄が悪いね






私が、喧嘩で負ける事なんてないと思うけど

なぜなら、『光龍』の歴代最強と言われた総長なんだから――