ようこそ!!青蘭高校へ!!

ガラガラガラ…



「ただいま~ 」



!!!



「沙良、さっきから何を大声出してるのよ、外まで丸聴こえよ」



まず~い!!



お母さん帰ってきちゃった!!



って!!それどころじゃない!!



このままだと 本当に無理やりやらされちゃう!!



「藤崎!ちょっと来て!!」



腕を引っ張り立たせた。



「何だよ、俺はお前のお母さんに話しが… 」



させるものか!!



グイグイ引っ張って行って…



「いいから!こっち!!」



でも…




ピタリとドアの前で藤崎が止まった。



「お代はいいから出てよ、早く… 」

「お前は、外にいろ!」



へ?




ドン!!




「わっ!!」




ピシャン!!




カシャン。





なにぃーーーー!?!?




ドア閉められた!!!



「ちょっと!!藤崎!!開けろーーーーー!!」



ドンドンドン!!



ガチャガチャ!!



「何で鍵締めてんのよーーーー!!」


「開けろーーーー!!藤崎ーーーーー!!」



キーーーーーーッ!!










マズイ…






マズイ…





お母さんとの約束が…



は!!でも きっとお母さんなら断ってくれるはず!!



って思うんだけど!!やっぱり嫌な予感!!



「まずーーーい!!」


「藤崎ーー!!いい加減にしろーー!!」



ドンドンドン!!



「はっ!!そうか!!家の方から入ればいいんだ!!」

「そうとなれば!」



慌てて裏の玄関に…




ガチャ… ン。




え…











ガラガラガラ…




開いた…





「入れ」



は!?



入れだと!?



ココは私の家なのに!?



10分も追い出しておいて何なの!?その態度!?



そんなことより!!お母さん!!



「お母さん!!あのね!!」


「沙良、太輔君のお手伝いしなさい」




へ?




「生徒会なんて滅多にできることじゃないわ」



はぁ~~~!?!?



「な!何言ってるの!?お母さん!?店はどうするのよ!!」



何言ったんだ!藤崎!!



「7時まで生徒会のお仕事して その後 太輔君に送ってもらって店のお手伝いしてくれればいいわ。これならできるでしょう?」



できるでしょう… って…



「何ってるのよ!!香さんは午後の仕込みまでの人よ!一人で開店なんて無理に決まってるじゃない!!」


「あ、私 沙良ちゃんが帰ってくるまでに勤務延長したから大丈夫よ」



えーーーーーーー!?!?


香さんまで何言ってるのーーー!?



「太輔君があなたの送り迎えを手伝ってくれるならいいわ、お母さんは」



お…



送り迎え… ??



「帰りだけじゃなくて… 行きも??」


「ああ、有難いだろ?」



カチン☆



「全然 有難くない!!結構です!!」



朝からコイツと会うなんて!!



「沙良、これは決めたことだからやりなさい」



!!!














「や… やらなきゃダメ?」

「ええ」



ガァーーー… ン…




お母さんは一度決めたら梃子でも動かない…




もう… 最悪…




「じゃあ、明日から頼むな」


「太輔君 よろしくね~♪」




仲良くなってるし…



何なの… コイツ…



藤崎はオムハヤシの代金を払い、丁寧にお辞儀すると出て行った。









「沙良?」




納得がいかない…




「ちょっと!藤崎!!」


「ほら」



え?



「わっ!!」



投げられたヘルメット…



「それ、お前のな」








「こんな可愛くないのヤダ、いらない」



藤崎に投げて返した。



「… わかったよ、明日買いに行くか」



へ?



「じゃあ、明日 朝来るから、寝坊すんなよ」



!?



「違う!!そうじゃなくて!!」




ブロロロロロッ…




!!!!




「藤崎!!」








私の言葉など無視し、藤崎は颯爽と帰って行った。








「も~… どうして こんなことになるのよ~~… 」



入学したばっかりの私が~~…



花の高校生ライフが~~…



「沙良~、いい加減手伝って~ 」



店の中からお母さんの呼ぶ声。



ムッとしながら入って行く。




「何であんな約束するのよ!!」








「沙良はもっと違うこと勉強した方が良いと思ったからよ」



え?



違うことを勉強?



「それに太輔君、あなたを高く評価してたわよ」



藤崎が!?



私を高評価… ??



「何で?言ってる意味がよくわからない… 」



お母さんは『そのうちわかるわよ』と笑っていた。







藤崎… 太輔…




アイツは一体なんなの?




お母さんにどんな魔法を使ったの?




そして、私はこれからどうなっちゃうの?