ようこそ!!青蘭高校へ!!

◆ 太輔・side ◆








ごめんなさい…









ごめんなさい…












母さん… ごめんなさい…





ごめんなさい…











俺さえいなければ…





ごめんなさい…





母さん…





「おとぅ… さ… ん~… 」




… ?





誰の声?





「んんぅ… すぅ~… 」




????




「ん… 」




ココ…




どこだ?




真っ暗で何も見えない…



家じゃないのは確かだ…



「すぅ~… すぅ~… 」




さっきから聴こえる誰かの寝息。



「誰… ?… っつ!!!」


「ぐっ!!」



腕が!!




「いってぇ… っ… 」



激痛が左腕を襲った。



何でこんなに痛いんだ!?おまけに肩も痺れて…



「… え?」




うそ…










「さ… 沙良… 」




胸の中に…





沙良がいる…




良く見えないが俺に引っ付き気持ち良さそうに眠っていた。




「嘘だろ… こんなことって… 」




驚きつつもゆっくり激痛が走る腕を抜く。



体を起こし暗闇を見渡した…




「そっか… 俺… 倒れたんだ… 」




薄れゆく意識の中に沙良がいた…



俺の名を何度も呼んでた。




バフッ…




ゆっくり また横になった。




「まだ… 痛いな… 」



腕はどんどん感覚が戻っていくのがわかる…



それと同時に胃の痛みもどんどん戻って来た。




「あのままで良かったのに… 」




「俺なんか… 」










『 お前がいなくなればよかったんだ!! 』





その通りだよ…





俺さえいなければ… 苦しめない…




「許してもらえないよな… いなくならないと… 」


「ん~… ふじ… さ… … きぃ~… 」




え…











沙良…











「あったかい… 」




不意に熱くなる目頭…




声を我慢し枕に顔を埋めた。




「ぅ… っく… 」










沙良の体の温かさに涙が止まらない…




生きている証拠のぬくもり…




俺は、一樹以外 この温かさを知らない。




知ってはいけない温かさに 涙が零れた。