ようこそ!!青蘭高校へ!!

2人は睨み合ったまま…




これ…




どうしたらいいわけ…




「ふっ… 」



え…




神崎先輩がふわっと笑った。




「会長さん、怖いって ほら笑って」


「本当に心配症だな~ 会長さんは。でも、良かったな、沙良、心配してくれる奴がたくさんいて」



心配してくれる?



って!!



振り向いたら廉耶がすごい顔で睨んでるぅーーーー!!



ひゃーー!!コワーーイ!!




「可愛かったから つい魔がさした、ごめんな」


「会長さんも悪ふざけが過ぎました。ごめんなさい」



ぺこりと謝った神崎先輩。



良かった… ケンカにならなくて…



やっぱり神崎先輩は素敵だ。




「さて、沙良 お勘定お願いします!!」


「は!はい!!」



神崎先輩は、藤崎からスッと離れるレジに向かった。



私も藤崎の横を通り過ぎようとした…





「行くな… 」




え?




「沙良~!」


「あ!はーーい!!」




藤崎?




どうしたの?




小さく聴こえた声…




でも、藤崎はこちらを振り向くことなくジッとしていた。









「はい、20円のお返しです。ありがとうございました」



ぺこりと挨拶。



「あ!!」



え?



「沙良、さっきの送るからLINE教えて」



!!



「いいんですか!?」



先輩のLINEゲット!!



「待っててください!今 持って来ますから!!」




ダダダダッと部屋へダッシュ!!




「きゃ~!!嬉しいよう!!」



ガシッと机の上にあったスマホを掴んだ。



くるりと振り向き行こうとしたが…




ピタッ…










スマホを見つめたまま 固まってしまった。









このスマホにあの画像が加わるんだ…




「うう… て、照れる… 」




でも、さっきのほっぺにちゅーは恥ずかしかったなぁ…



あんなことされたの初めてだよ…



高校生ってやっぱり大人なんだなぁ~…




「今日はドキドキして眠れないよぉーーーー!!」








「はぁ~… 興奮しすぎだ… 鼻血出そう… 」




ちょっと冷静になろう…




冷静と言えば… 今日 藤崎変だよね…



冷静じゃないし、元気ないし…



『美味しい』って食べてくれたのに 全然食べてないし…



おまけにあの…




『行くな… 』




苦しそうな声…




昼間の件をまだ引きずってるのかな?




「… 困った奴だな」




そんなことを考えながら下に降りて行く…




すると…




騒がしい声が聴こえてきた。





ガシャン!!!







え…







何… ?






そこには異様な光景が…






すごい形相の藤崎が神崎先輩の胸倉を掴んでいた。