ねこと流星は彼のすべて。

「……え?」



突然のカミングアウト。



「向こうの世界で流星っていう名前が
正式な名前だったんだ

みんなも今の名前とは違う名前だったの


こっちの世界に飛ぶ時に
赤がひとりひとりに名前付けてくれたんだ


国の色とか国のモチーフの名前だったけど
『青』って名前を貰って本当に嬉しかった」



どちらかといえば『青』のほうが
合ってる気もする。



「本当にここの世界は楽しい


食べるものも、遊ぶものも、人も


ライブでお客さんがいてくれるだけで
俺たちのことを応援してくれるんだ、って
本当に嬉しかった」



青の瞳は宇宙をイメージしたような
吸い込まれそうな蒼い瞳をしている。



「もうあの世界には戻らない


ずっとこの世界で生きてく


なずなと一緒に生きてく」



冷えきった自分の手に
温かい温もりが重ねられた。



「…それ、ップロポーズ?」



「……かな?」



泣きそうになるけど笑ってしまう。



「…ッふ、嬉しいけど
猫耳で言われちゃうとなあ…ッハハ」



「えっ、出てたの?!」



そういって青は自分の耳を隠した。



「もう……笑わないでよ…」



うー、とじっと見つめてくる青。


でもおかしくてまだ笑えてくる。







「…ちゅう、しちゃうよ」







そういって笑う私の手を剥がして
無理やりキスをしてきた。



離れた時には、青の顔は完全に男の顔。







「離せ、って言ってももう、

…離してあげないから」







耳元で囁かれて身体中が
電撃が走るように震える。



「ッば…か」



「初めても、全部貰うからね」





そういって抱き抱えられる私の身体。



「わ、えッ降ろし、て…!」



「…だ〜め」



ぼふっと落とされたベッドの上の私に
馬乗りをしてくる青。










「…俺の全て、知りたい?」



知りたいとも、と頷く。


















「じゃあ、もっと俺に溺れて?」




___fin.